Fibroblast Therapy

自家培養真皮線維芽細胞治療

線維芽細胞はコラーゲンやエラスチンを生成し、肌のハリや潤いを維持する重要な細胞です。加齢やストレスによりその働きが低下すると、シワやたるみの原因になります。自身の肌から採取した線維芽細胞を培養し再び移植することで、肌の再生を促し、若々しい状態へと導きます。

  • 線維芽細胞による肌の再生医療
  • 他の美肌治療との違い
  • 真皮線維芽細胞治療で肌の老化進行を抑制
  • 真皮線維芽細胞療法による症例
  • 治療の流れ

線維芽細胞による肌の再生医療

肌の真皮に存在する線維芽細胞は、幹細胞から分化して生まれ、コラーゲンなどの美肌成分を生成しています。しかし、加齢とともに線維芽細胞の数が減少し、その働きも低下するため、シワやたるみといった肌老化の原因となります。

線維芽細胞療法では、患者様ご自身の線維芽細胞を採取し、細胞培養加工施設で培養・増殖させた後、肌の気になる部分へ移植します。これにより、コラーゲン産生が活発になり、肌のハリや弾力が向上します。シワやたるみの改善が期待できる治療法です。

当院で採取した繊維芽細胞は、品質や安全性を厳密に管理される専用の培養施設で幹細胞を分離し培養しています。

培養施設:株式会社セルバンク
▼公式サイト
https://cellbank.co.jp/

品質と安全性について
https://cellbank.co.jp/hcps/safety_qualitycontrol/

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他の美肌治療との違い

ボトックスやヒアルロン酸注射がシワやたるみを一時的に目立たなくするのに対し、線維芽細胞療法は肌に必要な細胞を移植し、機能そのものを活性化させる治療です。これにより、加齢による肌の衰えを根本からケアし、自然なハリや弾力の回復が期待できます。

真皮線維芽細胞治療で肌の老化進行を抑制

1

肌機能を根本から改善させる

肌の弾力や潤いを引き出し、なめらかで若々しい印象へ導きます。また、加齢によるシワやたるみをケアし、内側からふっくらとした健やかな肌へと整えます。

2

肌老化の進行を抑え若々しさをキープ

加齢とともに減少する線維芽細胞を補うことで、肌本来の機能を活性化させ、若々しさを維持します。加速していく肌老化の進行を抑え、そのスピードをゆるやかにすることが可能です。

TIPS

細胞の凍結保管(細胞バンキング)

線維芽細胞は、専門施設にて厳格な品質管理のもと、-196℃で長期凍結保管が可能です。加齢とともに細胞の活性が低下する中、若く健康な細胞を保管しておく ことで、将来の肌再生治療に活用できます。十数年後でも必要に応じて移植できるため、エイジングケアの選択肢として注目されています。

真皮線維芽細胞療法による症例

目の下のたるみを線維芽細胞治療で改善。12ヶ月が経過しても、たるみは進行せずきれいに保たれています。

※効果には個人差がございます

肌の弾力を失い目立ってきた深いほうれい線が、線維芽細胞治療によって、ふっくらとハリを取り戻した口元に 改善されています。

※効果には個人差がございます

治療の流れ

1

診察・血液検査

症状やお悩みを詳しくお伺いし、診断を行います。その後、検査の内容についてわかりやすくご説明します。

2

採血・皮膚採取

約1時間後

線維芽細胞を培養するため、血液の採取を行います。また、老化の影響を受けにくい耳の裏の皮膚を米粒大ほど採取します。採取時には麻酔を使用するため、痛みはほとんど感じません。

3

細胞の抽出・培養

採取した皮膚と血液は、専門の細胞培養施設へ送られ、線維芽細胞を抽出します。その後、増殖・培養し、移植に適した状態へと整えます。

4

線維芽細胞 / 1回目

約5週間

採取から約5週間後、培養した線維芽細胞を肌に注入します。これにより、衰えた肌の組織を修復し、ハリや弾力の向上を促します。

5

線維芽細胞 / 2回目

約2週間前後

1回目の移植から約2週間後、定着を促す目的で同じ部位へ再度細胞を移植します。3回目以降については、医師と相談のうえ決定します。

6

再検診

移植後、数か月経過したタイミングで再検診を行い、肌の変化や治療の効果を確認します。こ希望の方は、培養した細胞を「細胞バンク」で凍結保存し、将来の追加施術に備えることも可能です。